用語説明
- 1)日本原子力研究開発機構
- 原子炉研究開発、核融合研究、量子ビーム研究など原子力に関する総合的な研究開発を行う独立行政法人。イーター計画においては、本機構が国内で中心的な役割を担うとともに、我が国のイーター機構への貢献窓口である国内機関に指定されている。
- 2)超伝導コイル
- 超伝導体の抵抗が極低温でゼロになる性質を活かして作ったコイル。抵抗がゼロなので、消費電力を小さくすることができ、核融合エネルギーの大半を電気として利用できます。コイルで発生した磁場により、プラズマを閉じ込めたり、制御したりします。
- 3)イーター機構
- イーターを建設、運転する国際機関。2007年10月24日に発効した「イーター事業の共同による実施のためのイーター国際核融合エネルギー機構の設立に関する協定」に基づく独自の法人格を有する国際機関。
※イーターに関するホームページ:http://naka-www.jaea.go.jp/ITER/
- 4)トロイダル磁場(TF)コイル
- ドーナツ状に配置されて、その中にドーナツ状の磁場を作り、プラズマをその磁場に巻きつかせる、つまり、熱いプラズマを真空容器に触れさせないように閉じ込める働きをします。
- 5)調達取決め
- イーターのコンポーネント毎に、イーター参加各極とイーター機構と結ばれるコンポーネントの調達に関する取決め。
- 6)中心ソレノイド(CS)コイル
- イーターの中心部に設置される、円筒形状のコイルである。CSコイルが発生する変動磁場を用いてトランスの原理によりドーナツ形状のプラズマに電流を誘導して、プラズマを加熱する役割を果たす。
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