補足説明3

収着データベース(JAEA-SDB)における信頼度評価ガイドライン

収着データベースには,様々な実験条件・手法によって得られた信頼度の異なる分配係数データが含まれ,全てのデータを同一の条件で取り扱うことは適切ではなく,この点がデータベース活用上の課題となっていました。このため,個別データの信頼度評価手法として,日本原子力学会標準「収着分配係数の測定方法-深地層処分のバリア材を対象とした測定の基本手順:2006」なども参考に,原子力機構として,測定や評価上の重要因子に着目し,基準T:文献の記載情報の網羅性・追跡性,基準U:実験方法や条件の信頼度(核種の初期濃度や固液分離法など),基準V:データ相互間の整合性から構成される評価ガイドラインを策定しました。このガイドラインに基づき,海外の専門家の協力も得て,収着データベースに含まれる個別データに対する信頼度評価を進めています。


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