平成20年8月29日
独立行政法人日本原子力研究開発機構

第7回偏極中性子凝縮系科学国際研究集会/
第2回量子ビーム応用研究部門国際シンポジウムの開催について(お知らせ)

独立行政法人日本原子力研究開発機構【理事長 岡ア俊雄】量子ビーム応用研究部門では、第7回偏極中性子凝縮系科学国際研究集会(PNCMI2008)/第2回量子ビーム応用研究部門国際シンポジウム(QuBS2008)を茨城県東海村において開催いたします。

1.会議の内容と期待される成果

このPNCMIシリーズは1996年から2年おきに開催されている国際研究集会で、凝縮系科学研究*1の為の先端的偏極中性子利用*2を国際的に議論する場を提供してきました(※)。

今回は、定常炉とパルス中性子源における偏極中性子発生技術や利用技術の開発*3、偏極中性子利用手法の研究*4、それらを活用した物性研究等の最先端の成果が報告され、その内容は日本の中性子科学研究における偏極中性子利用に大きく反映されることになります。

折しも、大強度陽子加速器施設(J-PARC)の物質・生命科学実験施設(MLF)*5が稼働を始め(平成20年12月予定)、研究用原子炉(JRR-3)の中性子散乱施設*6と合わせて世界でもトップレベルの中性子科学研究拠点が茨城県東海村に誕生するこの時期にこの国際研究集会が我が国主催で開催される意義は非常に大きく、この分野の発展に大きく寄与することが期待されます。

また、この研究集会を第2回量子ビーム応用研究部門国際シンポジウム(QuBS2008)として開催することにより、原子力機構における量子ビームを利用した研究開発の成果について、世界にアピールしたいと考えております。

※過去の開催地:
1996:Dubna(Russia); 1998:Grenoble(France); 2000:Gachina(Russia); 2002:Juelich(Germany); 2004:Washington DC(USA); 2006:Berlin(Germany)

2.研究集会・シンポジウム概要

(1)開催日: 平成20年9月1日(月)〜9月5日(金)
(2)開催場所: 「テクノ交流館リコッティ」茨城県那珂郡東海村舟石川駅東三丁目1番1号
(3)主催: (独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門
(4)共催: (独)日本原子力研究開発機構先端基礎研究センター、東京大学物性研究所、大学共同利用法人 高エネルギー加速器研究機構、京都大学原子炉研究所、東北大学金属材料研究所
(5)後援: 日本中性子科学会、日本磁気学会、茨城県
(6)規模: 参加者数:約120名
参加国数:約14カ国
発表件数:口頭発表50件程度、ポスター発表50件程度
(7)参加登録料: 40,000円

用語解説

以上


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