用語解説

1)研究用原子炉
中性子及びγ線の線源として、科学技術の種々の研究・開発及びRI製造等に用いられる原子炉であって、エネルギー生産等を目的としたものではない原子炉である。
2)黒鉛反射材
黒鉛反射材は、燃料領域から出てくる中性子を反射して炉心の方に戻して、少ない燃料で原子炉を運転できるようにする役割がある。
3)放射線透過試験
非破壊検査の一種であり、放射線としてエックス線を用いて、物質を透過する放射線の透過量が物体の有無、構造によって差が生じることを利用して、構造物の内部や溶接部の状態の観察に使用される。
4)黒鉛
黒鉛は、炭素元素からなり、中性子を反射する能力を有している物質である。
5)発泡漏れ試験
窪み等のある箇所に石鹸水のような発泡剤を塗り、検査部の外側を負圧とし、貫通孔がある場合に泡が発生することを利用して、貫通部を調べる試験である。

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