原子力教育大学連携ネットワークの主な活動

金沢大学、東京工業大学及び福井大学の3大学と原子力機構は、連携大学院制度を活用して原子力人材の育成を推進するために、原子力教育大学連携ネットワーク(以下「連携ネット」という)として、「共通講座」の設定、また、講義で得られた知識を確実に身に付けるために、原子力機構の施設を利用した学生実習プログラムを試みとして実施しています。これに新たに茨城大学と岡山大学が参加し、5大学でこの試みを推進するものです。

連携ネットでは、参加大学と原子力機構の緊密な連携・協力により、将来の原子力技術を担う若手の人材育成の推進、原子力に関する研究者及び技術者の養成、及び現在までに培われた原子力技術の継承のために、以下について取り組んでいます。

その具体的な展開として、平成18年度から教育カリキュラムの検討、共通講座に必要な遠隔教育システム及び教育実習機材の整備を行い、平成19年度から共通講座(前期:放射線に係る科目、後期:地層処分等に係る科目)の講義を実施しました。また、平成19年8月に3大学の学生(約20名)が参加する夏季学生実習を茨城地区(東海研究開発センター、大洗研究開発センター)で実施しました。

こうした取り組みは、参加大学の特徴や原子力機構の施設や人材を活かした施設体感プログラムシステムとして、原子力分野のより高度な専門知識や能力を有する人材の育成に大きく寄与するとともに、今後ネットワークの拡大による原子力教育の拡充やネットワーク参加大学間の情報交流等が期待されます。

原子力教育大学連携ネットワークの基本概念

以上


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