平成19年5月14日
群馬県農業局農政課技術調整室
群馬県農業技術センター生産技術部
日本原子力研究開発機構
有限会社はなせきぐち
 
地域連携で新品種誕生!
 
 オステオスペルマム育種の世界トップレベルにある県内生産者(関口政行氏)が育成した品種に、群馬県農業技術センターの組織培養技術と日本原子力研究開発機構のイオンビーム照射技術を用いて、これまでにない色調の新品種「ヴィエントフラミンゴ」(仮称)を育成しました。



イオンビームとは
 高速度に加速したイオン粒子の束を植物組織に照射することにより、有用で新しい形質が作り出せます。今後、オステオスペルマムでは完全な純白やわい性(草丈が低い性質)などの新品種開発が期待されます。



 新品種は、平成19年3月30日農林水産省に品種登録出願しました。平成19年度中には、農業技術センターから県内生産者に栽培用苗を配布する予定です。


 本成果は、「原子力eye」(日刊工業出版プロダクション)2007年5月号に掲載されました。



  <補足説明 資料1>
  <補足説明 資料2>
以 上

参考部門・拠点:量子ビーム応用研究部門


※プレス発表の内容に一部誤りがありましたので、平成19年5月16日に以下のとおり訂正しました。

訂正前:
<補足説明 資料2>【背景とねらい】上から4行目以降、
『・・・、また、品種「マザーシンフォニー」は、10年に1度開催される国際園芸博覧会(フロリアード2002)において金賞を受賞するなど、世界的なオステオスペルマムの育種家として知られています。』

訂正後:
<補足説明 資料2>【背景とねらい】上から4行目以降、
『・・・、また、品種「リップシンフォニー」は、10年に1度開催される国際園芸博覧会(フロリアード2002)において金賞を受賞するなど、世界的なオステオスペルマムの育種家として知られています。なお、新品種「ヴィエントフラミンゴ(仮称)」は、「リップシンフォニー」と同じシンフォニーシリーズの「マザーシンフォニー(同銀賞受賞)から育成したものです。


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