CFTC : | 短期計画であるトラック1では、再処理の規模として、数100t/年を想定。軽水炉使用済燃料を再処理し、ABR用ドライバー燃料(当面はマイナーアクチニド(MA)核種を含有しない燃料)を製造する。長期計画であるトラック2では、軽水炉使用済燃料に加えて高速炉使用済燃料も再処理し、MA含有燃料を製造し、ABRで燃焼する。これらの再処理においては純粋なプルトニウムを存在させないことが要件。 |
ABR : | 高速中性子スペクトルの炉心であり、出力規模としては熱出力500〜2000MW、電気出力200〜800MWの発電炉を想定。初期は通常のU/Pu燃料炉心で、将来的に核変換燃料(MA含有燃料)に置き換えられるようにする。炉型としてナトリウム冷却高速炉が例示されている。 |
CFTC : | Near-term Track (トラック1)と Long-term Track(トラック2)に分けて提案する。Near-term Trackについては、DOEがCFTCの運転開始を2020年に計画していることから実績のある技術の改良・高度化を中心としたシステムを提案する。またLong-term Trackに関しては、当方として2030年〜2040年頃の運転開始を想定し、FSで検討してきた革新技術を取り込んだシステムを提案する。 |
ABR : | DOEが運転開始を2020年頃に期待していることから、我々が2025年に計画している実証炉に取り込む予定の革新技術の一部を既存技術に置き換えた設計(注3)を基軸として提案する。 |
1. | 米国内に新世代の原子力発電所を建設すること |
2. | 新たな核燃料リサイクル技術を開発し、整備すること |
3. | 米国内の使用済み核燃料を効率的に管理し、最終的には国内にて貯蔵するよう努めること |
4. | 再生された核燃料からエネルギーを生産する先進燃焼炉(ABR)を開発すること |
5. | 核拡散のリスクを最小化しつつ、開発途上国が経済的に原子力を獲得・利用できるような燃料供給サービス計画を確立すること |
6. | 開発途上国のニーズに応えるような小規模な原子炉を開発・建設すること |
7. | 拡大された原子力発電所の核拡散抵抗性及び安全性を強化するための保障措置を改良すること |