平成18年9月8日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
 
米国エネルギー省による核燃料サイクル施設とナトリウム冷却高速炉の設計に係る技術提案募集への関心表明について
 
 日本原子力研究開発機構(理事長 殿塚猷一)は、国内関連各社と連名で、米国エネルギー省が米国内外の産業界に求めていた核燃料サイクル施設(軽水炉燃料再処理・高速炉燃料製造施設)とナトリウム冷却高速炉の各々の設計に対する「技術提案に関する関心表明の募集」に対して、9月8日、技術提案とともに関心がある旨を表明することと致しました。
 この「技術提案に関する関心表明の募集」とは、米国エネルギー省が、国内外に存在する多様な技術を幅広く収集し、実際の「設計案の公募」に役立てるために行うものです。エネルギー省側は、寄せられた技術提案の内容を参考に、具体的な各施設の設計に対する要求内容を定めた上で、次の段階である設計案の公募へ進むことになります。
 これらの対象施設は、いずれも早ければ2010年頃の建設開始、2020年頃の運転開始が想定されている施設です。今回行う技術提案が、今後に予定されている設計案の公募の内容に反映され、採用されることとなれば、我が国で開発された技術や設計が、米国の施設の場で早期に具体化することになり、我々が目指すグローバル・スタンダード概念の構築に大いに貢献できる可能性があると考えています。


【添付資料】
  1.グローバル原子力エネルギー・パートナーシップ(GNEP)構想に対する技術提案募集への関心表明(EOI)について
  2.提案者リスト


* エネルギー省の募集に記載されている「Expressions of Interest」を「関心表明」と訳した。
以 上

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