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所長挨拶
核燃料サイクル工学研究所の事業に関し、
平素より多大なご理解とご支援を賜り、
誠にありがとうございます。
【研究所のご紹介】
核燃料サイクル工学研究所は使用済燃料の再処理施設、高速炉用プルトニウム燃料、放射性廃棄物処理、地層処分に関する研究開発施設などを有し、
核燃料サイクルにおける原子炉以外のほとんどの構成要素に係る研究開発を行っています。
当研究所の歴史は古く、原子燃料公社東海精錬所時代の1959年に我が国で初めて金属ウランの製造に成功して以来60年以上もの間、一貫して核燃料サイクルに関する実践的な研究開発を進めてきています。
ここで生み出された研究開発の成果は技術移転という形で民間企業へ、また国内外の原子力人材育成などにも貢献しています。
さらに、東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減に向けた新たな燃料の製造や再処理など、幅広いテーマの研究開発に取り組んでいます。
今後も安全確保を業務運営の最優先事項とし、地域との共生に努めつつ、機構の使命である人類社会の
福祉と繁栄への貢献を果たすため全力を尽くしてまいります。
これからも皆さまからのご指導とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【就職進路をご検討中の皆さんへ】
エネルギー資源の乏しい日本にとって、準国産エネルギー資源となりうる原子力は不可欠です。
さらに政府は近年、2050年カーボンニュートラルを目指すことを決め、GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針を発表
するなど、「核燃料サイクル」の重要性が再認識されています。
核燃料サイクル工学研究所は、エネルギーセキュリテイやGXの実現の観点から次世代に明るい未来を繋げるため、核燃料サイクルに係る様々な研究開発、
そして東海再処理施設に代表される国内で前例のない大規模な核燃料施設の廃止措置を並行して進めるという難しい目標にチャレンジしています。
この目標達成に向けては、柔軟かつ発想豊かな感性とバイタリティに溢れた皆さんの力が必要不可欠です。是非私たちとともに働いて頂けることを期待しています。
核燃料サイクル工学研究所長
髙田 千恵