国立研究開発法人日本原子力研究開発機構|採用情報

平成30年度博士研究員募集テーマ一覧【地球・環境】

No. 募集テーマ 所属名 受入拠点 担当者連絡先 研究概要 放射線
従事者区分
専門分野 備考
J5自然現象による放射性廃棄物処分サイトにおける特性変化評価に関する研究安全研究・防災支援部門
安全研究センター

環境影響評価研究グループ
茨城県東海村
(原科研)
武田 聖司
電話: 029-282-6170
E-mail:takeda.seiji@jaea.go.jp
放射性廃棄物処分の安全評価では、火山活動、地震・断層活動、隆起・侵食などの自然現象の発生が処分サイトにおける地形・地質構造、水理などの特性に与える影響を評価する必要がある。本研究では、我が国おける自然現象に対する観測データ・既往知見等をベースに、事象発生の可能性や事象発生による処分サイトの地形・地質構造、水理や地球化学などの物理・化学的な特性変化の影響を評価するための手法を整備する。非従事者物理
化学
地球・環境
計算機・情報
建築・土木
計測・分析
 
J8放射性廃棄物の保管・処分の安全評価に関する実験研究安全研究・防災支援部門
安全研究センター

廃棄物安全研究グループ
茨城県東海村
(原科研)
山口 徹治
電話: 029-282-6001
E-mail:yamaguchi.tetsuji@jaea.go.jp
放射性廃棄物の保管・処分の安全評価においては、保管・処分システムが有するバリア機能の長期的な変化を定量的に評価することが必要である。本研究では、ガラス、金属、粘土鉱物、コンクリート、岩石、ポリエチレン等のバリア材料について、隣接バリア材料、地下水組成、地質、微生物、放射線などの因子をパラメータとして、腐食、溶解、変質、酸化還元、コロイド形成など長期的な劣化挙動を探究し、バリア機能の変遷を評価するためのモデルやパラメータ体系を構築するための科学的基盤情報を蓄積する。また、放射性廃棄物自身の化学組成の分析手法の研究を行う。従事者化学
地球・環境
材料
 
J9原子力発電所のレベル3PRAに関する研究安全研究・防災支援部門
安全研究センター

放射線安全・防災研究グループ
茨城県東海村
(原科研)
宗像 雅広
電話: 029-282-5815
E-mail:munakata.masahiro@jaea.go.jp
原子力発電所のレベル3PRAは、対象施設が有するリスクを周辺住民の健康影響や社会経済への影響の大きさとその発生の可能性を定量的に評価する手法であり、当グループでは確率論的環境影響評価コードOSCAARを開発している。本テーマでは、年間を通した気象条件や社会的な環境条件などの各種条件の違いが周辺住民に対する健康影響や地域の経済に及ぼす影響を確率論的手法によって評価する手法を検討する。非従事者物理
化学
数学
地球・環境
放射線
建築・土木
計算機・情報
 
J21放射性炭素をトレーサーとした海洋における溶存有機物の循環解明原子力科学研究部門
原子力基礎工学研究センター

環境動態研究グループ
茨城県東海村
(原科研)
乙坂 重嘉
電話: 029-282-5171
E-mail:otosaka.shigeyoshi@jaea.go.jp
海水中に溶存する有機物(Dissolved Organic Matter: DOM)は、海洋における放射性核種等のキャリアとしての役割を果たすことが知られている。本研究では、北太平洋及びその縁辺海における調査航海で採取した海水について、DOMに含まれる放射性炭素同位体比を加速器質量分析装置(AMS)を用いて分析し、同海域におけるDOMが持つ炭素年代の詳細分布を世界に先駆けて明らかにするとともに、DOMの分布に「時間軸」の情報を加えることで、DOMをキャリアとして海洋を循環する様々な物質の動態の解明を目指す。非従事者地球・環境
化学
 
J27金属錯体の物性研究に立脚した放射性核種分離試薬の開発原子力科学研究部門
原子力基礎工学研究センター

放射化学研究グループ
茨城県東海村
(原科研)
渡邉 雅之
電話:029-282-5167
E-mail:watanabe.masayuki@jaea.go.jp
使用済み核燃料から発生する放射性廃棄物には、核分裂生成物(FP)として白金族元素や希土類元素等のd-ブロック、f-ブロック遷移金属が多数含まれている。これらの遷移金属を、より高性能で分離する試薬の開発に役立てるため、錯体生成挙動や錯体物性を各種分光法を駆使することで金属錯体の諸物性を明らかにする。応募者は、廃棄物中に含まれる非常に複雑化する遷移金属イオンの酸化還元や錯生成などの詳細な知見を有していることが必要である。従事者化学
物理
地球・環境
 
J38地質環境のモデル化・解析手法に関する研究バックエンド研究開発部門
幌延深地層研究センター

堆積岩地質環境研究グループ
北海道幌延町佐藤 稔紀
電話: 01632-5-2022
E-mail: sato.toshinori@jaea.go.jp
幌延深地層研究センターでは、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発の一環として深地層の科学的研究を実施している。モデル化・解析手法に関する研究開発としては以下について取り組んでいる。
1) 地質・地質構造、地下水流動、地下水の地球化学に関する過去から将来までの変遷モデルを作成し解析を行うことで主要な影響因子を抽出する。
2) 幌延深地層研究センターで得られる岩石試料や原位置試験データを用いて室内試験(力学試験・透水試験など)や数値解析を行い、岩盤力学的なアプローチにより、坑道近傍の掘削損傷領域や岩盤中の断層帯の透水性を予測するモデルを構築する。
情報公開 -研究計画と成果報告-
非従事者地球・環境
建築・土木
計測・分析
 
J39亀裂性岩盤の透水不均質性のモデル化に関わる研究開発バックエンド研究開発部門
東濃地科学センター

結晶質岩地質環境研究グループ
岐阜県瑞浪市尾上 博則
電話: 0572-66-2244
E-mail: onoe.hironori@jaea.go.jp
結晶質岩などの亀裂性岩盤には,周辺岩盤と比較して透水性の異なる断層や亀裂などが分布しており,それらは岩盤の水理特性の空間的な不均質性の要因となっている。わが国の亀裂性岩盤を対象として,様々な空間スケールの透水不均質性を数値モデルにより適切に考慮し,評価するための調査・モデル化・解析手法の高度化が研究開発の課題となっている。
 そのため,瑞浪超深地層研究所において得られる岩盤の水理特性データや地下水圧データといった調査データに基づく数値モデルの構築及びそのモデルを用いた数値解析などにより,地下数百mに位置する研究坑道周辺岩盤の透水不均質性を表現するためのモデル化・解析技術に関わる研究開発を行う。この研究開発に携わる博士研究員を募集する。
非従事者地球・環境
建築・土木
計算機・情報
 
J40亀裂性岩盤の水理特性調査に関わる研究開発バックエンド研究開発部門
東濃地科学センター

結晶質岩地質環境研究グループ
岐阜県瑞浪市竹内 竜史
電話: 0572-66-2244
E-mail: takeuchi.ryuji@jaea.go.jp
結晶質岩などの亀裂性岩盤には,周辺岩盤と比較して透水性の異なる断層や亀裂などが分布しており,それらは岩盤の水理特性の空間的な不均質性の要因となっている。わが国の亀裂性岩盤を対象として,様々な空間スケールの透水不均質性を数値モデルにより適切に考慮し,評価するための調査・モデル化・解析手法の高度化が研究開発の課題となっている。
 そのため,広域地下水流動研究,超深地層研究所計画での岩盤の水理特性データや地下水圧データといった原位置データの取得,ならびに取得データに基づく岩盤水理特性の評価などにより,結晶質岩における透水不均質性の評価に必要な原位置調査・評価手法に関わる研究開発を行う。この研究開発に携わる博士研究員を募集する。
非従事者地球・環境
建築・土木
 
J41鉱物中に存在する Ra 同位体の物理化学的な特性に関する研究バックエンド研究開発部門
人形峠環境技術センター

環境技術開発課
岡山県鏡野町小原 義之
電話: 0868-44-2211
E-mail: ohara.yoshiyuki@jaea.go.jp
現在、人形峠環境技術センターでは、鉱山活動を終了したウラン鉱山の環境回復事業に取りくんでいるが、人形峠流域の涵養域における放射性物質の挙動を支配する因子を解明することは、ウラン鉱山の環境回復事業を安全かつ効率的に進める上できわめて重要な課題である。
天然に存在するウランやトリウムを含んだ鉱物には、それらの壊変系列内で子孫核種として生成されるラジウムの同位体が存在する。鉱物中に存在するラジウムの同位体は、それらが生成されるまでの履歴(壊変の様式や壊変回数など)を反映して、それぞれ異なる物理化学的な特性を有すると考えられる。従って本研究では、鉱物中のラジウム同位体の存在状態を調べることにより、ラジウム同位体間の溶出挙動の違いの解明に寄与する。また、異なる種類の鉱物間でのラジウム同位体の存在状態の違いは、放射性廃棄物の固化体のマトリックスの選択に際して重要な知見を与える研究であり、ウラン鉱山の環境回復事業を進める上で重要である。
研究成果
従事者地球・環境 
F3固体廃棄物からの放射性物質の除去回収技術及び減容固定化技術に関する研究福島研究開発部門
福島研究開発拠点
廃炉国際共同研究センター

廃棄物処理処分ディビジョン
廃棄物処理技術開発グループ
茨城県東海村
(核サ研)
駒 義和
電話: 029-282-1133 (内線60661)
E-mail: koma.yoshikazu@jaea.go.jp
福島第一原発の廃炉進展により発生する大量の固体廃棄物(土壌、伐採木、使用済吸着材、スラッジ、瓦礫)は、作業員の被ばくの原因となり、円滑な廃炉作業の妨げになるため、廃棄物の減容と安全な保管管理が必要である。本研究では、亜臨界水洗浄による固体廃棄物からの放射性物質の除去回収技術及び回収した放射性物質を機能性ガラスなどの無機固体を用いた減容固定化技術を開発する。非従事者地球・環境
応用化学
材料
 
F5環境中の放射線及び放射性物質の測定・分析法の高度化に係る研究福島研究開発部門
福島環境安全センター

放射線計測技術グループ
福島県三春町竹安 正則
電話(代表):0247-61-2911
E-mail:takeyasu.masanori@jaea.go.jp
環境中の放射線の測定に関して、測定結果を検討することにより、時間的・空間的な測定方法の最適化を検討する。また、環境試料中の放射性物質に関して、勘弁かつ迅速な分析法を開発する。Sr-90に関しては、質量分析法における妨害元素除去技術、感度向上技術等の高度化、また、トリチウムに関しては、内部被ばくへの寄与が大きい非交換型有機結合トリチウム(NE-OBT)分析法における水分回収技術の自動化及び迅速化を開発する。
これらにより、空間線量率の測定方法の高度化が期待できるとともに、放射性セシウム、Sr-90及びトリチウムの様々な環境媒体のモニタリングへの適用が期待できる。
東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性核種の分析技術の高度化
非従事者化学
計測・分析
放射線
地球・環境
 
F6汚染水処理で発生する放射性廃棄物の処理技術開発原子力科学研究部門
先端基礎研究センター

界面反応場化学研究グループ
茨城県東海村
(原科研)
香西 直文
電話: 029-282-6031
E-mail:kozai.naofumi@jaea.go.jp
福島第一の汚染水処理施設において放射性核種は形態別に回収されているが、その後の処理処分方法は未定である。本研究では、汚染水から回収された放射性核種のうち、有効な処理処分技術が乏しい長寿命陰イオン形放射性核種を主な対象核種とし、それらの効果的な処理処分技術を開発する。特に、陰イオン形放射性核種を無機鉱物に転換したのち固化する技術を開発するための基礎研究を行う。従事者地球・環境
化学
材料
応用化学
 
F7微生物等と放射性核種の相互影響機構の解明原子力科学研究部門
先端基礎研究センター

界面反応場化学研究グループ
茨城県東海村
(原科研)
田中 万也
電話: 029-284-3518
E-mail:tanaka.kazuya@jaea.go.jp
微生物が様々な状況で放射性核種の環境中移行挙動に影響を与えていることが知られている。セシウム・ウラン等の放射性核種の化学状態に及ぼす微生物の影響、放射性核種に対する微生物応答、及び微生物応答が鉱物・植物等に及ぼす作用に関する基礎研究を、環境試料分析及び実験室実験の両面から行う。機構解明研究とともに新奇現象の発見を目指す。従事者地球・環境
生物
応用化学
化学
 
F8Cs汚染土壌の減容法開発と機構解明原子力科学研究部門
物質科学研究センター

アクチノイド化学研究グループ
兵庫県佐用町塩飽 秀啓
電話:0791-58-2615
E-mail:shiwaku@spring8.or.jp
東京電力福島第一原子力発電所の事故により環境へ放出された放射性物質は、主に放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)であり、事故当初から環境中の土壌に取り込まれ、膨大な汚染土壌を発生させている。この膨大な汚染土壌の減容法開発研究は、汚染土壌の30年後の県外搬出に向け、経済性、環境負荷低減、被ばく低減などを見据え、非常に重要なテーマの一つとなっている。本研究では、環境中の主に農地土壌(粘土鉱物を多く含む、風化黒雲母等)に吸着した放射性セシウム吸着機構解明について、放射光(SPring-8)を用いて構造解析を行うとともに減容化法の開発を目指し、福島の環境回復に貢献する。従事者化学
物理
地球・環境
化学工学
計測・分析
 
F9熱処理による汚染土壌からのセシウム除去および生成物の選択的形成に関する研究開発原子力科学研究部門
物質科学研究センター

放射光分析技術開発グループ
茨城県東海村
(原科研)
本田 充紀
電話:029-284-3928
E-mail:honda.mitsunori@jaea.go.jp
福島第一原子力発電所事故に伴い放出された大量の放射性セシウム(以下:Cs)の土壌からの除染は喫緊の課題である。放射能汚染土壌はCsが粘土鉱物に収着しているがその除染法は確立していない。我々はセシウムフリー鉱化法に基づいた熱処理による汚染土壌からのCs除去および生成物の選択的形成に関する研究開発を行っている。本研究では、熱処理による汚染土壌からのCs除去について、添加する塩試薬に依存した構造変化とCs除去率に関する系統的研究を実施する。また溶融塩電気化学法を用いた分離・回収では、電気化学反応槽内の溶融塩に対し、電位操作による析出実験を実施する。熱処理および電気化学処理法後の生成物については、蛍光X線分析、X線回折法やX線吸収分光法による構造解析や化学状態分析を行う。従事者地球・環境
放射線
物理
化学
材料
 

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