令和5年3月22日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
大洗研究所

大洗研究所の非管理区域における密封線源の破損について

3月20日(月)13時50分ごろ、大洗研究所 高速実験炉「常陽」の非管理区域の作業エリア(A-507室)において、請負作業者によるスタックモニタ*1更新作業中に当該作業会社が持ち込んだ機器校正用の低線量の密封線源(アメリシウム241*2)が破損する事象が発生しました。

当該事象により作業エリアの汚染が発生しましたが、床面の除染作業は終了しています。引き続き機器の除染作業を継続していきます。また、作業者の手等に汚染が確認され、除染を行いました。作業者に内部及び外部被ばくはありませんでした。

A-507室周辺の屋内及び屋外の周辺の放射線測定を実施し、線量率及び表面密度に異常はなく、またモニタリングポスト*3測定結果から、大洗研究所敷地外への漏洩、環境への影響はありませんでした。

本件、破損した密封線源については、放射性同位元素等の規制に関する法律における規制対象外の線源となります。

原子力機構においては、引き続き、安全を最優先に業務に取り組んでまいります。

*1 スタックモニタ: 施設からの排気に含まれる放射性同位元素を監視する設備となります。

*2 アメリシウム241: 放射性同位元素の一種であり、一般の煙感知器に使われています。

*3 モニタリングポスト: 環境の放射線量を測定する設備となります。

富士電機株式会社HP


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