令和5年2月15日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

大洗研究所令和4年度(第3四半期)原子力規制検査における検査指摘事項について

本件は、令和4年6月に行われた原子力規制委員会による原子力規制検査において、大洗研究所のホットラボ施設の管理区域内の放射性物質の空気中濃度を監視する設備(ローカルサンプリングシステム)の全23カ所のうち、8カ所の運用を停止し、一部の濃度測定がされていなかったことについて指摘を受けたものです。当該指摘を受け、2月15日に開催された原子力規制委員会の令和4年度第3四半期の原子力規制検査等の結果の報告において、大洗研究所に係る検査指摘事項(追加対応なし/SLⅣ(通知なし))注)が報告されました。

大洗研究所では、令和4年8月に、停止していた8カ所を稼働させるとともに、同年10月から再発防止対策として、マニュアル・要領書の制定・改定、事例教育の実施、コミュニケーションの向上などの取組を行っております。また、未然防止策として、機構内の水平展開を令和4年12月から開始しております。

日本原子力研究開発機構としましては、検査指摘事項を重く受け止め、引き続き安全確保を最優先として取り組んでまいります。

以上

(参考)

第73回原子力規制委員会配布資料掲載場所(原子力規制委員会HPより)

注)「追加対応なし/SLⅣ(通知なし)」とは、原子力規制検査等に関する規則に基づく、原子力規制検査の検査指摘事項の重要度/規制措置の区分を示します。重要度は、影響は限定的で極めて小さいことから追加検査等の対応は不要(追加対応なし)であることを示し、また規制措置の区分は、改善措置活動が行われていることから行政指導等の規制措置不要(SLⅣ)、規制措置に係る文書不要(通知なし)を示します。


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