■■■  JAEAメールマガジン  ■■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015.03.20No.365━━━

*今週のPick Up

〔トピックス〕・・・福島原子力事故関連情報アーカイブを更新しました

〔イベント〕・・・親子月食観察会開催

〔現場から〕・・・効率良く核融合反応を実現することをめざして

= お知らせ ================================

【トピックス】

福島原子力事故関連情報アーカイブを更新しました

東京電力福島第一原子力発電所に関する環境省のインターネット情報を約1,700件追
加しました。

http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/sanko/fukushima_sanko-top.html

 

「東京電力(株)福島第一原子力発電所事故に係る個人線量の特性に関する調査」の追加
調査報告書の公表について

平成264月に公表した報告書において、今後の課題として提示されていた、児童の
個人線量の推計手法について、追加調査を実施しました。

http://fukushima.jaea.go.jp/initiatives/cat01/index201503.html

 

研究施設等廃棄物埋設施設の立地の選定に係る資料を掲載しました

http://www.jaea.go.jp/04/maisetsu/reference/reference.html#senteikijyun

 

Topics福島」(第64号)を発行しました

原子力機構は福島高専の学生を対象に、福島県が実施している「福島県大学連携リス
クコミュニケーション事業」の一環として、放射線や除染に関する講義や測定実習を昨年
11月から12月にかけて3 回にわたって行いました。

http://fukushima.jaea.go.jp/magazine/pdf/topics-fukushima064.pdf

 

【プレスリリース】

原子力機構週報(314日~320

http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p15032001/

 

【イベント】

親子月食観察会開催

青森研究開発センターでは、中学生以下の児童・生徒と保護者を対象に屋外での天体
観測を行います。ぜひご参加ください。(44日)

※事前申し込みが必要となります。(327日締切)

http://www.jaea.go.jp/04/aomori/news/news-20150404.html

 

【見学会】

瑞浪超深地層研究所で見学会を開催

ぜひご参加ください。参加は無料です。

http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html

 

= 研究開発報告 ==============================

GoldSimによる余裕深度処分を対象としたガス移行シナリオ評価ツールの作成

http://dx.doi.org/10.11484/jaea-data-code-2014-020

 

結晶質岩を対象とした長期岩盤挙動評価手法に関する研究; 2013年度(委託研究)

http://dx.doi.org/10.11484/jaea-research-2014-020

 

幌延深地層研究センターゆめ地創館を活用したリスク・コミュニケーションについて

http://dx.doi.org/10.11484/jaea-review-2014-034

 

瑞浪超深地層研究所研究坑道掘削工事,4; 平成22年度, 23年度建設工事記録

http://dx.doi.org/10.11484/jaea-review-2014-036

 

= 現場から ================================

効率良く核融合反応を実現することをめざして

「水兵リーベ僕の船:H, He, Li, Be, B, C, N, O, F, Ne」という、周期表に載っている元素を覚
える語呂合わせを覚えていますか? 核融合反応を起こすために、周期表の1番目にある水
素を利用しますが、「リーベ」の部分、3、4番目にあるリチウムとベリリウムも必要になりま
す。

核融合反応とは、二つの原子核を一つに融合する過程のことで、その際に巨大なエネル
ギーが発生します。太陽はこの核融合反応で膨大なエネルギーを発生しています。原子力
機構では、この核融合反応を地上で起こし、そのエネルギーを利用しようという研究を進めて
います。

核融合反応を起こすには、まず燃料として水素を利用します。水素といっても、実は私たち
が普段扱っている水素とは少し違う、重水素と三重水素(トリチウム)という水素です。これら
は水素の「同位体」と呼ばれるものです。同位体は、化学的性質は水素と同じなのですが、
原子核に陽子が1個しかない普通の水素とは違って、陽子の他に中性子を1個(重水素)、な
いし2個(トリチウム)持っている、特殊な水素です。このトリチウムは自然界にはごくわずかし
かありません。そのため、核融合反応を起こすための装置、核融合炉では、リチウムやベリリ
ウムを利用してトリチウムを生産します。

六ヶ所核融合研究所では、核融合研究に必要な工学技術開発を行っていますが、増殖機
能材料開発グループでは、リチウムやベリリウムなどを利用して、トリチウムや中性子を効率
よく発生させるための材料を研究しています。この材料は直径1mmほどの球体です。表面が
ツルツルしたきれいな球体ができたと思って、顕微鏡で観察すると針のようなものが無数に
突き出ているゴツゴツした状態だったりでがっかりしたりというような失敗も繰り返しています
が、将来、核融合反応によって発電を行うための核融合炉でも、これらの材料が十分な性能
を維持できるよう、シミュレーションに基づいた手法や、あるいは新しい発想で、全く新たな材
料創製に挑戦しています。

本分野は、原子力機構以外ではドイツのカールスルーエ工科大学で実施しているだけで、
世界でもわずかな例しかありません。私たちはやりがいと高い意欲を持って、ここ青森県六ケ
所村で核融合発電の早期実現、そして世界一番を目指し、グループ員一同、尽力していきま
す。

(六ヶ所核融合研究所 ブランケット研究開発部 増殖機能材料開発グループ)

http://www.jaea.go.jp/04/aomori/index.htm

= その他の情報 ==============================

各種研修情報

http://nutec.jaea.go.jp/index.php

平成27年度 JT-60SA装置設計に関する委託研究の募集要項を掲載しました

http://www.naka.jaea.go.jp/etc/bosyuu/JT-60SA_h27/JT-60SA_h27.html

ITER機構のエキスパート募集を掲載しました(ITER機構サイトへ)

http://www.naka.jaea.go.jp/ITER/staff/page6_17.php

ITER機構の職員募集を更新しました(ITER機構サイトへ)

http://www.naka.jaea.go.jp/ITER/staff/page6_2.php

採用情報 http://www.jaea.go.jp/saiyou/

調達情報 http://www.jaea.go.jp/for_company/supply/

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原子力機構の様々な情報をお伝えします。

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【発行】独立行政法人日本原子力研究開発機構 広報部

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