独立行政法人日本原子力研究開発機構：JAEAメールマガジン　No.335

■■■　　JAEAメールマガジン　　■■■

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2014.08.08／No.335━━

＊今週のPick Up＊

〔トピックス〕・・・DNA損傷プロセスにおける水と放射線の相乗効果を観測する技術開発に
成功

〔プレスリリース〕・・・インドネシア原子力庁と高温ガス炉の研究開発に関する協力を開始
仏国次世代炉計画及びナトリウム高速炉の協力に関する実施取決め
締結について

〔報告会・シンポジウム〕・・・第599回高崎研オープンセミナーを開催（9月12日）
〔現場から〕・・・深度350m調査坑道における人工バリア性能確認試験

＝　お知らせ　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

【トピックス】

DNA損傷プロセスにおける水と放射線の相乗効果を観測する技術開発に成功

http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14080701/

J-PARCセンター長候補者の推薦依頼について

http://j-parc.jp/ja/topics/2014/Project_Director20140625.html

東京電力福島第一原子力発電所プラント関連パラメータのデータを1,300件追加

http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/ird/sanko/fukushima_sanko-top.html

【プレスリリース】

原子力機構週報（8月2日～8月8日）

http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14080801/

仏国次世代炉計画及びナトリウム高速炉の協力に関する実施取決め締結について

http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14080702/

インドネシア原子力庁と高温ガス炉の研究開発に関する協力を開始

http://www.jaea.go.jp/02/press2014/p14080401/

高速増殖原型炉もんじゅの組織改編のための原子炉施設保安規定の変更認可申請に
ついて

http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2014/08/p140804.pdf

【報告会・シンポジウム】

第599回高崎研オープンセミナーを開催します（9月12日）

テーマは「放射線化学とその有機機能材料への応用」
参加申し込みは下記をご覧ください。

http://www.taka.jaea.go.jp/information/open_seminar/599/599_info.pdf

第9回高崎量子応用研究シンポジウム」を開催します（10月9日、10日）

テーマは「陽電子ビーム利用研究の現状と展望」及び特別セッション「高崎研が取り組む
国際協力」

http://www.taka.jaea.go.jp/information/index_j.html

【イベント】

「ナカケン！理科実験教室」を開催

易しい核融合のお話しやミニロボットの操作体験等を行います。

日時：8月19日（火）　10：00～12：00、13：00～15：00

場所：那珂市立図書館　2階会議室

http://www.naka.jaea.go.jp/etc/outreach.html#0819nakatosyokan

　【見学会】

瑞浪超深地層研究所、幌延深地層研究センターで見学会

参加無料ですので是非ご参加ください。

瑞浪　http://www.jaea.go.jp/04/tono/kengaku/kengaku_miu2.html

幌延　http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/kengaku_sunday.html

＝　現場から　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

深度350m調査坑道における人工バリア性能確認試験

北海道北部の幌延町にある幌延深地層研究センターでは、高レベル放射性廃棄物の地層
処分技術に関する研究開発として、塩水系地下水及び堆積岩を対象とした深地層研究プロ
ジェクトを進めています。

今回は人工バリア性能確認試験の進捗について紹介します。

この試験は、幌延の地下施設の深度350mの試験坑道の底盤に直径約2.4mの試験孔を
掘削し、実物大の模擬オーバーパック（ヒーターを内蔵した金属製の容器）や緩衝材（圧縮成
型したベントナイト系材料）を設置したうえで、坑道を約10mに渡って埋め戻して行います。

ここでの試験では、放射性廃棄物を持ち込まず、放射性廃棄物からの熱をヒーターで模擬
して行います。試験では、ヒーターからの熱、地下水、岩盤からの力や地下水に含まれる塩分
などがオーバーパックの腐食や緩衝材の機能に影響を及ぼしあう挙動（熱-水-応力-化学連
成挙動）を評価するためのデータの取得や、地下での人工バリアの設計・施工技術の実証を
行います。試験終了後には、埋め戻した部分を掘り返し、オーバーパックや緩衝材の状況を
調査し、取得したデータの検証を行う計画です。

これまでに、坑道を埋め戻す際に使用する埋め戻し材の仕様の検討や、試験孔掘削のた
めの大口径掘削機の開発および地下での適用性の確認を行ってきました。その経過につい
ては、原子力学会や国際ワークショップを通じて公表しています(※)。

※ http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/cyousakenkyu2601.html

昨年度から今年度にかけて、緩衝材や実物大の模擬オーバーパックの製作を行い(※)、
試験開始に向け着実に計画を進めており、8月からは試験孔内において緩衝材の設置を
開始します。坑道の埋め戻しが終了し、データの取得を開始するのは11月頃の予定です。

※　http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/cyousakenkyu2602.html

※　http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/cyousakenkyu2606.html

本試験は、日本における地層処分の実現に向け必要となる施工技術やモニタリング技術、
さらには評価技術などを開発するために重要なものであり、今後も詳細な計画やデータの
取得状況などについては、ホームページや学会などを通じて随時公表していきます。また、
得られたデータは国際共同研究「DECOVALEX-2015」へも提供し、地層処分を計画している
国々の熱―水―応力―化学連成挙動モデルの開発にも貢献していきます。

（バックエンド研究開発部門　幌延深地層研究センター

深地層研究部　堆積岩処分技術開発グループ）

http://www.jaea.go.jp/04/horonobe/

＝　研究開発報告　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

JAEA-Technology 2013-049:汚染部位調査用ガンマカメラの開発;

福島第一原子力発電所2号機オペレーティングフロア汚染調査を通じたγ-eyeIIの性能
実証

http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/search/servlet/search?5043924

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JAEA-Research 2013-042:廃ゼオライトの長期保管方策の検討;

ゼオライト吸着塔を用いた塩分洗浄挙動評価,1

http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/search/servlet/search?5042080

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