公 開 番 号 |
2014−02 |
関連公開番号 |
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件 名 |
モニタリングポイントにおける積算線量の一部欠測について |
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公 開 日 |
2014年 6月10日(平成26年) |
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不適合の発生日 |
2013年12月24日(平成25年) |
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発 生 拠 点 名 |
核燃料サイクル工学研究所 |
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発生施設・設備名等 |
モニタリングポイントS13 |
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不適合の内容 |
平成25年12月24日に全てのモニタリングポイント*1の積算線量計(以下「TLD」という。)の定期交換作業の準備中に、安全管理棟測定室のTLD保管用鉛箱内にモニタリングポイント(以下「S13」という。)のTLDが入っていることを発見したため、S13を確認したところ、TLDが設置されていなかったことが判明しました。 直ちにTLDをS13に戻しましたが、調査の結果、当該地点における積算線量の測定が91日(平成25年9月25日〜12月25日)の設置期間のうち12日間(平成25年12月12日〜24日)欠測となっていたことが判りました。 なお、欠測した期間の放射線状況について、隣接しているモニタリングポスト*2(以下「P2」という。)の線量率測定により確認した結果、平常の変動範囲内であり、核燃料サイクル工学研究所内の施設影響に起因する線量率の異常上昇等がないことを確認しました。(図-1) |
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原因の調査・特定 |
原因調査の結果、不適合の内容で示す作業前の平成25年12月12日にP2の校正作業を当該場所で実施していました。その際、隣接するS13のTLDを校正用線源からの影響を回避するため、一時的に安全管理棟測定室のTLD保管用鉛箱に移していましたが、P2の校正作業終了後に戻し忘れていたことが判りました。 TLDの取外し作業は、作業者間で校正用線源からの影響に配慮して実施されていましたが、作業手順書には記載されていないものでした。 |
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是正処置の必要性の評価 (システムへの影響) |
再発の可能性があるため、是正処置を行うこととしました。 |
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是正処置(計画)の内容 |
(1) モニタリングポストの校正において、使用線源からの線量による影響の回避のために行っているTLDの移動の必要性について検討した結果、TLDに対する線量による影響は、自然放射線の変動と比較しても無視できる範囲と評価されたことから、TLDの移動を行わないようにしました。 (2) 校正時の線量の影響とは別に使用線源の運搬に伴ってTLDに対して影響を与えないよう注意する必要があることから、作業開始時及び終了時に使用線源の運搬について連絡すること及び使用線源をTLDに近づけないことを新たに作業手順書に追記しました。 (3) 今回のTLDの校正の手順書を含む「放射線管理用機器の保守校正に関する作業要領書」について、作業手順書に記載されていない作業の有無を調査した結果、今回の事象以外にないことを確認しました。 (4) 上記(1)〜(2)に関する周知教育を実施しました。 |
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備 考 |
*1:モニタリングポイントは、その場に常時立っていた時に、どの位の被曝線量になるかを熱蛍光線量計(thermoluminescence dosimeter, 以下「TLD」という)で測定し、3月間の積算線量を評価するものです。この線量計は核燃料サイクル工学研究所の周辺監視区域内(敷地内)に15 箇所、周辺監視区域外(敷地外)に25 箇所設置されています。 *2:モニタリングポストは、固定された設備であり、その場の空間の放射線量率の強弱を連続的に測定する野外放射線監視設備です。低線量率はNaI(Tl)シンチレーション検出器で、高線量率は電離箱検出器で測定します。核燃料サイクル工学研究所の周辺監視区域内及びその境界には8箇所設置されています。 |