採用情報

工務技術部

はじめに

核燃料サイクル工学研究所には、使用済み燃料からウランやプルトニウムを回収する再処理施設や、再処理工程から回収したプルトニウムを使ってプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料を製造するプルトニウム燃料施設が設置されています。

これらの施設を安全・安定的に稼働していくために必要な、電気、蒸気及び工業用水をはじめとするユーティリティを供給することが工務技術部の役割です。また、これら大型施設の建設や、営繕工事などを担うのも、工務技術部の業務です。

この業務を着実に果たしていくため、工務技術部では、電気、機械、建築、土木などの幅広い専門分野の知識を活かして、様々な機器のメンテナンスや更新作業を行っています。また、建家・構築物の設計から工事に至るまでの幅広い業務を遂行するための高い使命感を持った人材を必要としています。

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支援業務

電気設備の点検作業

特高変電所では電力会社から154kVで受電し、変圧器で6.6kVに降圧して、各施設(二次変電設備)に供給しています。電気設備の維持・管理のため、日常点検を欠かさずに行っています。また、年に1回は設備を停電させて、詳細な点検作業を行っています。

ボイラ整備

ボイラ設備で発生する蒸気は、再処理施設やプルトニウム燃料施設へ供給し、加熱源や廃液の移送などに使われています。ボイラ設備は定期的に劣化度の確認や寿命評価を行い、必要な個所に対しては補修を行い、維持管理を行っています。

ボイラ設備全景

肉厚測定(ボイラ内部)

ボイラ水管補修作業

新規施設の設計施工監理等

再処理施設などをはじめとする新規施設の設計施工監理等を行ってきました。現在は、核燃料サイクル工学研究所で発生するTRU廃棄物の処理施設である「東海固体廃棄物廃棄体化施設(TWTF)」などの設計を進めています。 また、所内の建家・構築物についての営繕工事を行っており、工事に当たっては、CADなどを用いた設計から始まり、積算・見積等を行い、工事契約に至ります。その後、工事業者と連携をとりながら、工事を行います。

営繕工事等の設計作業

東海固体廃棄物廃棄体化施設(TWTF)
α系統合焼却炉概要図

研究・技術開発案件リスト
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