別紙
建物の点検については、34棟の対象のうち分離精製工場など5棟についてコンクリートの比較的幅の大きなひび割れの点検を終えました。その結果、大半のひび割れは地震によるものではない乾燥収縮等に起因するひび割れであるか、地震によるひび割れであっても幅が評価基準値未満のものでした。分離精製工場では、評価基準値と同等の最大幅を有するひび割れを1箇所確認しましたが、このひび割れについては、既に補修を完了しました。また、構築物の点検については、対象とした37構築物のうち、主排気筒、第一付属排気筒及び第二付属排気筒の点検を終え、異常が無いことを確認しました。
設備の点検については、対象のうち約8割の設備の点検を終えました。これまでの点検では、地震直後の点検で確認された屋外の試薬類の貯槽の傾き等の不具合の他に新たな異常は見つかっておりません。
建物・構築物の地震応答解析については、対象となる8棟、5構築物のうち3棟、1構築物の解析を完了し、いずれも評価基準を満足する結果を得ました。
設備の地震応答解析については、設置階の解析用地震動が整理された設備から順次解析に着手しているところです。
以上の進捗状況を踏まえ、点検・評価の終了時期を平成25年度の第2四半期に変更しました。