施設からの放射線による影響がないかどうかを監視するためにモニタリングステーション、モニタリングポストなどの環境放射線監視装置を、事業所外及び事業所敷地境界付近に設置し、環境中の放射線の量を常時測定しています。 この環境中の放射線の単位時間当りの量を空間線量率といい、単位はμGy/時(マイクログレイ毎時)で表します。 |
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私たちは日常生活でいつも放射線を受けています。身体に受ける放射線の量はmSv(ミリシーベルト)という単位で表します。 これは、宇宙からの宇宙線や、大地、食物に含まれる天然の放射能からの放射線によるものです。その量は1人当たり年間に1.1mSvになります。(天然のラドンなどによるものを除く) この他、病院でのレントゲン検査で受ける放射線や、原子力施設などで発生する放射線があり、これらを人工放射線と呼んでいます。 |
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モニタリングポスト等での測定値は3×10-2〜4×10-2μGy/時であることから、これを年間の線量当量に直すと次のようになります。 |
4×10-2μGy/時×24時間×365日×0.8(μSv/μGy)=0.28mSv/年 これは、日本での大地から受ける線量とほぼ同じレベルであることが分かります。 |