施設からの影響がないことを評価するため、周辺海域における海水中の人工放射性核種(トリチウム)の放射能分析・測定を行っています。 このときの単位体積あたりの放射能の強さは、Bq/L(ベクレル毎リットル)という単位で表します。 再処理施設からは、厳しい放出管理の下、極低レベルですが海洋環境に液体廃棄物が放出されています。従って、海水試料等からは施設からの放出に起因する放射能が検出されることがあります。 また、一般環境中には、過去の大気圏内核実験に起因する放射性物質(トリチウム、セシウム、ストロンチウム、プルトニウム等)が現在も存在しており、環境モニタリングの結果として、一部の環境試料(海水、土壌等)からは、核実験の影響としてこれらが検出されます。
このモニタリング船により海水等の採取を行っています。
検出限界値とは、この値以上の数値は十分に信頼性があるものとして評価できる値を指すもので、測定に供する試料量、測定時間、測定器の性能等によって変化するものです。 一方、施設から放出される放射性物質の影響を評価するための環境モニタリングとしては、最終的には法律で定められた年間の線量当量限度を十分に下回ることを評価することが目的ですので、そのための技術レベルを念頭に検出限界値が決められています。言い換えれば、監視のための目標値として定められたものです。従ってこの値を超えること自体問題となるものではありません。 茨城県の場合、環境監視委員会において、現在の測定レベル、線量当量評価の目標等を勘案し、対象項目及び対象各種毎に検出限界値を定めています。