【大気中放射能測定タイトルバー】

気中の塵や埃に含まれる放射性核種を、モニタリングステーション内に設置してある集塵装置(ダストサンプラ)で採取し、分析します。

【ダストサンプラ写真】

集塵装置(ダストサンプラ)写真右側

【核種濃度検出限界タイトルバー】

核種

54Mn

60Co

95Zr

95Nb

106Ru

137Cs

144Ce

Pu

マンガン

コバルト

ジルコニウム

ニオブ

ルテニウム

セシウム

セリウム

プルトニウム

mBq/m3

0.1

0.1

0.15

0.1

1

0.1

1

0.00015

出限界値とは、この値以上の数値は十分に信頼性があるものとして評価できる値を指すもので、測定に供する試料量、測定時間、測定器の性能等によって変化するものです。

 一方、施設から放出される放射性物質の影響を評価するための環境モニタリングとしては、最終的には法律で定められた年間の線量限度を十分に下回ることを評価することが目的ですので、そのための技術レベルを念頭に検出限界値が決められています。言い換えれば、監視のための目標値として定められたものです。従ってこの値を超えること自体問題となるものではありません。

 茨城県の場合、環境監視委員会において、現在の測定レベル、線量評価の目標等を勘案し、対象項目及び対象各種毎に検出限界値を定めています。

【全ベータ測定タイトルバー】

β(ベータ)放射能測定は、大気中の放射性物質の濃度変化を迅速に計るための測定方法です。この測定方法では、放射性物質の種類はわからないため、最終的に核種分析を行って人工核種の有無を判断します。


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