【空間線量率タイトルバー】

設からの放射線による影響がないかどうかを監視するためにモニタリングステーションモニタリングポストなどの環境放射線監視装置を、事業所外及び事業所敷地境界付近に設置し、環境中の放射線の量を常時測定しています。

 この環境中の放射線の単位時間当りの量を空間線量率といい、単位はμGy/時(マイクログレイ毎時)で表します。

【モニタリングステーション写真】

モニタリングステーション

【身の回りの放射線タイトルバー】

たちは日常生活でいつも放射線を受けています。身体に受ける放射線の量はmSv(ミリシーベルト)という単位で表します。

 これは、宇宙からの宇宙線や、大地、食物に含まれる天然の放射能からの放射線によるものです。その量は1人当たり年間に1.1mSvになります。(天然のラドンなどによるものを除く)

 この他、病院でのレントゲン検査で受ける放射線や、原子力施設などで発生する放射線があり、これらを人工放射線と呼んでいます。

【図 身の回りの放射線】

モニタリングポスト等での測定値は3×10-2〜4×10-2μGy/時であることから、これを年間の線量当量に直すと次のようになります。

4×10-2μGy/時×24時間×365日×0.8(μSv/μGy)=0.28mSv/年
これは、日本での大地から受ける線量とほぼ同じレベルであることが分かります。

【場所で違う自然放射線タイトルバー】

たちが受ける放射線の量は日本各地で異なります。

 大地のできかたの違いで、関西の方が高く関東の方が低くなっています。

 東京から大阪へ引越しすると、1年間に0.17mSv多く受けるようになりますが、全く影響はありません。原子力発電所の目標値(年間0.05mSv以下)は、この差よりも小さいのです。

 また、宇宙線は高さによっても異なり、例えば富士山の頂上に立つと宇宙線を平地の約5倍受けます。

 

【図 全国の自然放射線】

全国の自然放射線(mSv/年)

宇宙、大地からの放射線と食べ物から受ける放射線の量(天然のラドンなどによるものを除く)


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