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NaIシンチレーション検出器から得られるデータにγ線の平均エネルギーの指標となるDBM通過率があります。原子力発電所由来の人工放射線核種(133Xe、135Xe等を仮定)のγ線の平均エネルギーは、バックグランドの自然放射線核種(U系列、Th系列、40K等)のそれに比べて低いものとなっています。従って、検出器が発電所由来の人工放射性核種の影響を受けると、γ線の平均エネルギーは低くなり、DBM通過率も低下します(核医学診断のRI投与患者の影響でもDBM通過率が低下します)。また、雨の影響を受けた場合は、バックグランドのγ線平均エネルギーより高いため、DBM通過率は一般的に上昇します。 |
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