敦賀廃止措置実証本部
高速増殖原型炉もんじゅ
1.作業状況等
(1)「もんじゅ」プラント状況
○廃止措置中(燃料体取出し期間)
・1次主冷却系(ナトリウム温度 約200℃)
Aループ ポニーモータ運転(12/1)
Bループ ポニーモータ停止(12/2)、ナトリウムドレン(12/2)
Cループ ナトリウムドレン
・2次主冷却系(ナトリウム温度 約200℃)
Aループ ナトリウムドレン
Bループ ポニーモータ停止(12/2)、ナトリウムドレン(12/4)
Cループ ナトリウムドレン
(2)その他
○燃料体取出し作業
・燃料体取出し作業について
100体の燃料体の処理達成を目指して、本年12月までとしていた燃料体取出し作業を1か月程度延長し、来年1月も継続いたします。
なお、来年度以降の燃料体取出し計画に影響はなく、2022年度に燃料体取出し作業を完了する全体計画に変更はありません。 【12/3 プレス発表済み】
・「もんじゅ」燃料体取出し作業の状況について
12月4日、55体目の燃料体取出し作業中、燃料出入機本体Bグリッパにより空の缶詰缶を移送していたところ、「本体Bグリッパつかみ・はなし異常」警報が発報したことから、原因調査のために燃料体取出し作業を中断しました。
【12/5 HP発表済み】
12月4日から6日にかけてグリッパ本体とグリッパ駆動装置の外観点検および動作確認を行った結果、設備に異常はなく、正常に動作することを確認しました。
原因調査として、これまでのグリッパBの昇降データを分析した結果、駆動装置に生じる負荷(トルク値)の変動幅が大きいことを確認しました。このため警報が発報した原因は、駆動装置内の軸受のシール部などに生じる摩擦抵抗の変動を検知したものと推定しました。
今後は、トルク値を監視しながら作業を進め、その上昇を確認した場合には、グリッパの動作およびトルク値の確認を実施し、設備の異常がないことを確認した上で作業を行うことにしました。
本日、55体目の燃料体の処理作業を再開しています。
・燃料体処理体数 12/1〜3:3体 累計54体(8/30〜12/6)
・燃料出入機本体Bグリッパトルクリミッタ調整等(11/30)
○廃止措置作業
・2次主冷却系ナトリウム全ドレン完了(12/5)
○設備の自主点検
・燃料取扱施設
燃料取扱設備点検
○平成30年度第3回保安検査(11/30〜)
○構内監視用モニターからの発煙について(12/1)
平成30年12月1日(土)13時06分頃、放射線管理区域外の建物内において、構内監視用モニターから異音、異臭が発生した後、わずかに白煙が発生しましたが、すぐに止まりました。
その後、公設消防により現場の確認を受けて、16時10分に非火災と判断されました。
なお、本件に伴う環境への影響、作業員への被ばく等はありません。
【12/1 HP発表済み】
2.来週の予定
(1)「もんじゅ」プラント状況
○廃止措置中(燃料体取出し期間)
・1次主冷却系(ナトリウム温度 約200℃)
Aループ ポニーモータ運転
Bループ ナトリウムドレン
Cループ ナトリウムドレン
・2次主冷却系
Aループ ナトリウムドレン
Bループ ナトリウムドレン
Cループ ナトリウムドレン
(2)その他
○燃料体取出し作業
燃料体の処理作業
ドリップパン交換作業等
○廃止措置作業
○設備の自主点検
・燃料取扱施設
燃料取扱設備点検
○平成30年度第3回保安検査
新型転換炉原型炉ふげん
1.作業状況等
(1)「ふげん」プラント状況
○廃止措置中(原子炉周辺設備解体撤去期間)
・原子炉周辺設備解体撤去工事
原子炉格納施設空気再循環系設備等の解体撤去工事
シールリーク検出装置等の解体撤去工事
・第31回施設定期検査
2.来週の予定
(1)「ふげん」プラント状況
○廃止措置中(原子炉周辺設備解体撤去期間)
・原子炉周辺設備解体撤去工事
原子炉格納施設空気再循環系設備等の解体撤去工事
シールリーク検出装置等の解体撤去工事
・第31回施設定期検査
敦賀事業本部・敦賀総合研究開発センター
1.今週の主な実績
○レーザー応用技術 産学官連携成果報告会(於:福井大学附属国際原子力工学研究所)(12/6〜7)
2.来週以降の主な予定
○白木区海岸清掃(12/9)