「もんじゅ」の運転再開時期の報告と
山内文部科学副大臣の「もんじゅ」ご視察

 8月12日(水)に山内俊夫文部科学副大臣と原子力機構理事長(岡﨑俊雄)は、福井県の西川知事と敦賀市の河瀬市長をそれぞれ訪問しました。山内副大臣から高速増殖炉開発の意義や国としての取組みについて発言があり、理事長からは「もんじゅ」の性能試験の開始(運転再開)時期に関する見通し及び組織強化の計画について報告しました。
 また、理事長は、運転の再開を目指すにあたっては、安全確保を大前提に、組織風土あるいは安全文化、そして品質保証活動の継続的な改善や長期的に停止していた設備の点検補修といった安全管理面の取組みを計画的に終えるとともに、福井県の進めるエネルギー研究開発拠点化計画の推進にもしっかりと取り組む所存であることをお伝えしました。

 その後、山内副大臣は高速増殖原型炉もんじゅをご視察されました。高速増殖炉研究開発センターでは、もんじゅ展示館(エムシースクエア)、原子炉建物内の原子炉上部と中央制御室をご覧いただき、運転員を激励していただきました。 またご視察の後、従業員に対して訓示をいただきました。
 山内副大臣から従業員へ向けて「世界から、「もんじゅ」に対する期待が高まってきている。皆さんの今後の努力、精進は、世界に繋がっている。」、「運転再開して成果を上げれば必ず人類の宝になる。」との激励をいただきました。また、「もんじゅ」のご視察を終えて報道陣から感想を問われた際には「『先ず一に安全』ということを肝に銘じて再開に向けてなお一層の努力をしてほしい。」、「運転再開に向けて職員の目に意気込みが感じられました。」と話されました。

西川知事との会談 河瀬市長との会談
もんじゅ総合管理棟 ご到着 原子炉建物内 ご視察
もんじゅ従業員への訓示

(プレス発表文)
高速増殖原型炉もんじゅの性能試験の開始(運転再開)時期について
http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/press/2009/08/p090812.pdf



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