−「もんじゅ」の運転再開まで、今後の予定について−
平成14年9月25日

 「もんじゅ」は現在、ナトリウム漏えい対策などについて国の安全審査を受けているところです。ナトリウム漏えい事故の原因となった温度計の改良については、すでに今年の6月28日、「設計及び工事の方法の変更に係る認可」を受領しています。
 安全審査が終了し、安全性が確認されれば、国より「原子炉等設置変更許可」を受領することとなります。その後はさらに設計及び工事の方法についての審査を受け、福井県及び敦賀市よりご了解をいただいたうえで、改造工事に着手する予定です。福井県では県独自の「もんじゅ安全性調査検討専門委員会」を設置し、審議がなされていますが、私たち「サイクル機構」からもナトリウム漏えい対策などについてご説明をさせていただいています。
 改造工事には17ヵ月ほどかかると見込んでいます。工事終了後には使用前検査などを受け、これに合格して初めて「もんじゅ」は運転を再開することとなります。
 このように運転再開までには、安全を確かめるための多くのステップがあります。私たちはこれからも、一層の安全性の向上に努めるとともに、皆さまのご理解をいただけるよう努めてまいります。




戻る