−「もんじゅ」の現在の状況についてのご報告−
平成14年9月11日

 まるで山登りのようですが、私たち「サイクル機構」も一歩ずつ慎重に、時には後ろを振り返り、来た道を確かめながら、「もんじゅ」の運転再開をめざし着実に歩んでいます。
 ナトリウム漏えい事故後、その徹底的な原因究明に努めるとともに、「もんじゅ」全体にわたる安全性総点検を実施。昨年の6月6日、ナトリウム漏えい対策と蒸発器安全性能の改善について、「原子炉等設置変更許可」の申請書を経済産業省に提出いたしました。今年の5月8日には、これに対する原子力安全・保安院の安全審査が終了し、現在は、原子力委員会と原子力安全委員会による安全審査(ダブルチェック)を受けているところです。
 また、安全性総点検に関し31項目の改善事項のご指摘をいただいていましたが、これに対する改善策についても、昨年7月27日に8項目を報告。今年6月19日には、信頼性の向上を目的とした設備改善や品質保証活動、運転管理体制の改善など、14項目を報告いたしました。これにより、改善工事着手後に改善を実施する項目を除く改善策すべての報告が終了いたしました。これらについても、現在、安全性の確認を受けています。




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