日本でのビールの年間消費量は、700万キロリットル以上。その約三分の一が夏に消費されているそうです。ビールの季節は夏というわけですが、それでも以前に比べると年間を通して飲まれるようになりました。エアコンの普及によって冬も暖かくすごせるようになったことが、その理由のひとつでしょう。 電気の需要も、エアコンの利用によって夏と冬に2回のピークが訪れますが、特に夏の需要は気温に大きく左右されます。この夏は北海道と東北の一部を除いて記録的な猛暑となり、全国大でのピーク時の需要は、昨年を約930万キロワットも上回りました。 このように電気の需要は季節などによって大きく変動しますが、年間を通じて、つねにその供給のベースとなっているのが原子力発電です。発電コストに占める燃料費が少ない、少量の燃料で多くの発電ができるといった原子力発電の特長が、経済的で安定した電気の供給に活かされているのです。 |
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発電時に二酸化炭素を排出しないという特長も持つ原子力発電を、さらに長期にわたって有効活用していくために、私たち「サイクル機構」では、ウラン燃料をリサイクルする核燃料サイクルの確立に取り組んでいます。 |