情報サイクリングNO.65
平成13年月13日

 私たち「サイクル機構」は、「もんじゅ」のナトリウム漏えい事故後、原因究明と
安全総点検に全力をあげるとともに、積極的な情報の公開に努めてまいりました。
その一環として平成8年9月から、事故現場も見ていただく「もんじゅ」の見学会
を開始し、5月21日に見学者5万人を達成いたしました。現在、事故現場ではテ
レビモニターにより映像を使って改善策などをご説明するとともに、今後の設置を
計画している監視カメラや煙感知機など、さまぎまな改善例の展示もしています。
 この6月5日には、改造工事を始めるために必要な国の安全審査入りにつきま
して、福井県と敦賀市よりご了承をいただき、6日に原子炉等設置変更許可の申
請をいたしました。
 ウラン資源の利用効率を約60倍に高めることができる高速増殖炉は、資源小
国の日本にとって大きな役割をもっています。その研究開発のために、皆さまの
ご理解をいただきながら「もんじゅ」の運転再開ができるよう、「サイクル機構」で
はこれからも見学会などを通じ、皆さまとのコミュニケーション活動に努めてまいり
ます。「もんじゅ」見学につきましては、アクアトム(フリーダイヤル0120−8931
96)まで、お問い合わせください。




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