今年の干支はヘビ。「ヘビの皮を財布に入れておくと、お金がたまる」、「ヘビの夢を見ると、良いことがある」などといわれ、ヘビは昔から縁起の良い生き物ともされています。今年が、そして21世紀が、良い年良い世紀になることを願いたいものですね。 ところで、21世紀はヘビ年でスタートしましたが、ひとまわり前の1989年は平成元年ですから、平成もヘビ年で始まっています。さらにふたまわり前の1977年には、私たち「サイクル機構」の前身である動燃事業団にとっても大きな出来事がありました。高速増殖実験炉の「常陽」が臨界に達したのがこの年で、高速増殖炉の開発もヘビ年にひとつのスタートを切ったことになるわけです。 |
![]() |
「常陽」に続いて建設し試運転を始めた原型炉の「もんじゅ」は、ナトリウム漏えい事故を起こし、運転を止めている状態です。「サイクル機構」では、今年が「もんじゅ」再スタートに向けた第一年目となるよう、何よりも安全の確保を第一に一歩一歩着実に歩んでいきたいと考えています。そのためにも、皆さまからご信頼いただける開かれた組織をめざして、情報の公開などに努めてまいります。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。 |