今回は、「敦賀国際エネルギーフォーラム2000」でいただいた、「もんじゅ」へのご意見やご要望をご紹介いたします。 まず国内の専門家や関係者の方々から、エネルギー資源には限りがあり21世紀はプルトニウムの利用が必要なこと、人類の持続的な発展のためには、徐々に脱化石資源を進める必要があることなどが指摘されました。 こうした点や、現在主流の軽水炉と同様に高速増殖炉の信頼性や経済性の向上も運転経験によって得られることから、「もんじゅ」の運転再開を望むご意見をいただきました。 次にフランスでは経済的な理由から高速増殖炉の実証炉を閉鎖したものの、長期的には高速増殖炉が必要と考え日本などと協力して研究開発を続けていること、その意味で「もんじゅ」の運転と成果を期待していることが表明されました。また、ドイツやアメリカの専門家の方々からも、「もんじゅ」の運転によって機器の信頼性などを確認することが大切である旨のご発言がありました。 |
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こうしたご意見を私たち「サイクル機構」では大変ありがたく受け止めていますが、「もんじゅ」の運転再開には何よりも皆様のご理解が大切と考えています。今後も安全性の一層の向上や情報提供などに努めてまいります。 |