情報サイクリングNO.50

平成12年11月8日

 私たち「サイクル機構」では、10月11日から30日にかけて、敦賀市、福井市、春江町、小浜市、武生市、大野市の県内6ヶ所において、『原子力長計(案)と「もんじゅ」についてお話する会』を開催、合わせて約870名の方々にご参加いただきました。
 原子力長計は正式名称を『原子力の研究、開発及び利用に関する長期計画』といい、国の原子力政策の基本となるものです。8月にまとめられた案の中では、供給安定性や環境適合性に優れ、経済性も他の電源と遜色がないことなどから、原子力発電を引き続き日本の基幹電源と位置付けています。また、高速増殖炉を将来の有力な技術的選択肢と位置付け、研究開発の場の中核として「もんじゅ」の早期運転再開を提言しています。

   
 ”お話する会”では、こうした案がまとめられた背景をご理解いただけるよう、さまざまなエネルギー資源の長所や短所をはじめ、高速増殖炉の特長などをご説明いたしました。また、「もんじゅ」の活用方法や、安全確保のために実施した改善策と今後の取り組みなどについてお話いたしました。「サイクル機構」では今後も、「もんじゅ」の運転再開に皆さまのご理解をいただけるよう努めてまいります。
     




戻る