ウラン資源を大幅に有効利用できる、高速増殖炉。その開発は、ウラン資源の枯渇に備えて始められました。現在のウランの資源量にはまだ多少の余裕はあるものの、将来への備えは資源小国日本にとって大切な取り組みであることから、私たち「サイクル機構」では「もんじゅ」の運転を再開し、一層の研究開発を進めて行きたいと考えています。 運転再開には改造計画について国の安全審査を受ける必要がありますが、まず皆様のご理解をいただくことが前提です。「サイクル機構」では、これまで「もんじゅ」の見学会をはじめ、福井県内全市町村での説明会や各市町村の行政首長の方々と議会への訪問対話、敦賀市内の戸別訪問、福井市と敦賀市での懇話会、そして県内の方々からご意見をうかがうモニター制度、フォーラムなどを実施してまいりました。 |
|
見学会には昨年末現在で約38000名の方にお越いただき、説明会は昨年11月15日に全市町村を一巡いたしました。また、首長の方々への訪問対話や戸別訪問などを合わせて、約23000名の方々をご訪問させていただきました。私たちはこれからも、こうした活動を積極的に進めてまいります。 |