地球温暖化とエネルギー(自然エネルギー)
平成11年6月23日
 『第1回敦賀国際エネルギーフォーラム』につきましては、前回概要をご紹介いたしましたが、さらに今回からいくつかのテーマにわけ、その内容をご紹介してまいります。
 今回と次回では「地球温暖化と、これからのエネルギー」についてまとめてみます。
 今後、世界のエネルギー需要が増大することはまず間違いなく、特に使いやすい石油などの化石燃料が多く使われる見通しです。しかしその一方、地球温暖化防止のためには、二酸化炭素を排出する化石燃料の使用に歯止めをかけ、今の石油文明を根底から見直す必要に迫られているとの指摘もありました。
 つまり、将来のエネルギー供給には制約があるということです。それでも、エネルギーがなければ私たちの生活は成り立ちませんから、この現状を頭に入れたうえで、これからのエネルギーを考えることが必要でしょう。
 そこで考えられる選択肢のひとつが太陽光や風力など自然エネルギーの利用促進です。しかし、安定して大量のエネルギーを得るには不向きなため、今後の積極的な導入は必要なものの、今の火力や原子力のような基幹エネルギーにはなり得ないとの考えが大勢を占めています。



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