平成17年8月24日

  
 野球やサッカーの連携プレーでは、個々の力を合わせることで1+1が2以上の大きな力を生み出します。私たち「サイクル機構」も連携を大切にし、皆さまとともに可能性を広げていきたいと考えています。
 たとえば、先月の24日に推進組織が発足した「エネルギー研究開発拠点化計画」では、「もんじゅ」や「ふげん」での研究開発が地域産業の振興や人材の育成につながるよう、産学官の連携を深めていきます。企業との連携では、新製品の開発に「サイクル機構」の特許を活用していただく事業も平成10年度から実施し、今年度も8件(福井県の企業は3件)が決まっています。こうした特許の活用に限らず、製品開発や製品の問題点改善などについて技術的なアドバイスをさせていただく技術相談窓口も設けています。そして、大学との連携も一層強化し人材育成に貢献できるよう、金沢大学、東京工業大学、福井大学と協力推進協議会を設置することといたしました。
 また、「ふげん」は廃止措置の研究に加え、材料の劣化の様子を調べることで原子力発電所の高経年化対策の検討にも役立つことから、この点でも国と連携していく考えです。
 「サイクル機構」はこれからも、地域に貢献できる組織をめざしてまいります。
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