平成17年8月10日

  
 夏は太陽の恵みを受け、稲が生長する季節。「ひと照り百万石」といわれるほど、夏の暑さは熱帯原産の稲の生長を助けています。秋の 実りが楽しみですが、私たち「サイクル機構」は、この秋、これまでの成果をもとに将来の 大きな実りをめざして生まれ変わります。
 日本原子力研究所(原研)と統合し、10月1日からは独立行政法人「日本原子力研究開発機構」(原子力機構)として新たなスタートを切りますが、新法人の理事長は現サイクル機構の理事長が引き続き務めることが決定し、安全の確保と立地地域との共生を大前提に取り組んでまいります。
 「原子力機構」では、基礎・応用研究から核燃料サイクルの確立に向けた技術開発までを一括して行います。「原研」のもつ基礎研究の機能と「サイクル機構」が育んできた原子炉の実用化研究などを融合し、日本唯一の総合的な原子力の研究開発機関として、活力ある事業を展開していきたいと考えています。
 すべての職員が心をひとつにし夢と誇りをもって事業に取り組み、将来の日本のエネルギー安定供給をはじめ、原子力による新しい科学技術や産業の創出、そして、地域の一層の発展に貢献できるよう努めてまいります。
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