水がコップ一杯しかないとしたら・・・。ど
れくらいまで飲んだ時に、残りを大事に飲も
うと考えるでしょう。多くの方は、半分ほど
に減ったあたりではないでしょうか。同じよ
うに地球のエネルギー資源にも限りがありま
すから、残りが少なくなるにつれ供給される
量が減り価格が上昇することが考えられます。
実際、石油の価格は中国などの消費量増大も
影響して、近年、高値が続いています。 こうしたテーマに焦点をあて、敦賀市でエ ネルギーセミナー「高い石油時代、その変化に どう備えるか」(主催:日本原子力学会)が先週 の13日に開催されました。変化に備えるに は痛みや費用、時間がかかるものの、長い将 来まで見すえながら、石油の利用を前提とし た暮らしを変えていく必要のあることが提言 されました。そして、備えのなかで最も重要 な役割を担っているのが核燃料サイクルと高 速増殖炉の実用化であり、「もんじゅ」の運転 による一層の研究開発が必要とされました。 |
|
![]() |
|
「もんじゅ」については先月30日、最高裁
判決において国の安全審査の適正さが確認さ
れました。「サイクル機構」としては、引き続
き改造工事を安全第一に着実に進め、運転再
開へ向け全力を尽くしていきたいと考えてい
ます。
|