平成17年5月25日

Q.
最近、各地で大きな地震がありますが、 「もんじゅ」の地震対策は大丈夫ですか?
A.
「もんじゅ」は、敷地の地質をはじめ敷地 周辺部の活断層や過去に発生した地震などを 詳細に調査し、考えられる最大規模の地震を 想定したうえで、その地震でも安全性が確保 できるように設計されています。そして建設 では、原子炉などの入った建物を、地震によ る揺れが表層地盤よりも小さくなる硬い岩盤 の上に設置しています。さらに、地震によっ て大きな揺れが生じた時には、自動的に原子 炉を停止する仕組みとなっています。
Q.
放射能レベルの高い廃棄物は 安全に処分することができるのですか?
A.
日本では、原子力発電の使用済燃料から 再利用可能なウランやプルトニウムを回収し、 あとに残る高レベル放射性廃棄物は300m より深い地層に処分する方針です。地下深部 には地震の揺れが小さい、地下水の流れが非 常に遅い、金属を腐食させる酸素が少ないな どの特徴があります。こうした場所に、廃棄 物をガラスで固めてステンレス製の容器に入 れたうえ、さらに別の金属容器と粘土で覆っ て処分をしますので、安全は十分に確保され ます。「サイクル機構」も、地層処分に必要な 技術の研究開発などに取り組んでいます。

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