平成17年4月13日

 心はずむ季節という意味から春を英語でス プリング(バネ)といいますが、春の初めの3 月27日から29日まで、科学の体験を通じ て高校生の夢がはずむ「スプリング・サイエン スキャンプ」が開かれました。文部科学省が主 催し、最先端の研究施設や実験装置をもつ大 学・研究機関・民間企業が高校生を受け入れ る、科学技術体験合宿プログラムです。
 私たち「サイクル機構」の国際技術センター (敦賀市)も会場のひとつとなり、全国各地か ら10名の高校生が参加してくれました。プ ログラムは、「意外と身近な放射線とナトリウ ム」。「もんじゅ」の運転訓練シミュレーター の見学や、放射線測定器の作成と身のまわり の放射線測定、ナトリウムの取扱実習体験な どに取り組んでもらいました。
 原子炉のしくみや放射線の性質、放射線が 身近にあることなどを理解してもらえたもの と考えています。また、ナトリウムの実習で は石けんづくりにも挑戦してもらい、「ナトリ ウムは身近な存在」、「楽しい実験で、性質が わかった」、「自分たちでも簡単に扱えること が意外だ」といった感想もありました。
 「サイクル機構」ではこれからも、こうした 夢はずむ体験のお手伝いなどを通じて、次世 代を担う学生に科学の楽しさをもっともっと 広めていきたいと考えています。
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