平成17年2月23日

 竹炭、サバやイワシの「へしこ」、花や野菜 の苗用ポット、整水器、レジャー用の双胴艇、 クリーンルーム用のユニフォーム・・。さて、 これらの共通項は何でしょうか。
 実は、意外に思われるかもしれませんが、 これらはみな私たち「サイクル機構」がもつ特 許を応用して、製造法の改良や部品開発によ り製品開発が行われたものです。特許の分野 は、電気や機械、金属、化学、環境など多岐 にわたっているため、アイデア次第でさまざ まな産業に応用することができるのです。
 「サイクル機構」では平成10年度から、保 有している特許(現在約700件)をインター ネットで公開し、企業から特許を活用した新 製品開発などのテーマを募集し支援する成果 展開事業を実施しています。今年度までの7 年間に採択・実施されたテーマは全国で40 件(福井県では11件)あり、現在も平成17 年度分の開発テーマを募集しています。
 また、特許の活用以外でも、製品開発や製 造法の改良などに技術的なアドバイスをさせ ていただく「技術相談窓口」も設けています。 「サイクル機構」ではこれからも、地域産業と の交流を深め、さまざまな形で研究開発の成 果を還元し、地域の一層の発展に貢献できる よう努めてまいります。
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