福井県内の原子力施設で培われてきた技術
を、地域産業や人材育成などに活かす「エネル
ギー研究開発拠点化計画」の骨子が、先月29
日にまとまりました。骨子では、「エネルギー
研究開発拠点化推進会議(仮称)」を設けて、拠
点化の計画を推進することとしています。 そして、原子力との共生をめざして進める テーマとして、1.安全・安心の確保、2.研究 開発機能の強化、3.人材の育成・交流、4.産 業の創出・育成の四つをあげ、そのうえで具 体的な一五の施策を示しました。今後、各施 策の実施主体や実施期間などが検討され、3 月中に正式な計画が策定される予定です。 |
|
![]() |
|
このうち私たち「サイクル機構」が実施する
施策は、「もんじゅ」を活用する「高速増殖炉研
究開発センター(仮称)」や、「ふげん」を活用す
る「原子炉廃止措置研究開発センター(仮称)」、
そして、技術者の養成などを行う「国際原子力
情報・研修センター(仮称)」の三つの拠点を軸
として、研究開発や産学官連携を推進してい
くことです。 昨年来、こうしたセンターの具体的な構想 などについて有識者の方々による委員会を設 けて検討していますが、さまざまな技術や人 材を地域の皆さまのために活かせるよう、今 後も一生懸命取り組んでまいります。
|