情報サイクリングNo.150

　昔の正月の代表的な遊びといえば、男の子は凧揚げ、女の子は羽根突きでした。この羽根突きの羽根の原型は、ムクロジという植物の黒い実を球に使い、色鮮やかに染めたニワトリの羽を五枚ほど突きさしたものだったそうです。今年の干支のトリは、もともと正月とかかわりが深いようですね。
　ところで、ニワトリは飛ぶことができませんが、一般的なトリの特長は、やはり空を自由に飛べること。今年をぜひ、明るい未来への飛翔の年にしたいものです。

　私たち「サイクル機構」の大きな目標は、資源小国の日本がエネルギーを安定確保していくための確かな道筋をつくること。一層の安全性確保につながる改造工事を行ったうえで「もんじゅ」の運転を再開し、高速増殖炉の実用化に向けた研究開発に尽力していきたいと願っています。そのためにはもちろん、何よりも皆さまのご理解をいただくことが大切であると考えています。
　今年も、これまでに蓄積したさまざまな技術や特許を皆さまに提供するなど、地域の一層の発展に貢献できるよう努めるとともに、各種フォーラムなどを通じて、積極的な情報提供や皆さまとの一層の交流に努めてまいります。本年も、よろしくお願い申し上げます。

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