平成16年11月10日

 若狭の語源は古代朝鮮語で行き来を表わす 「ワカソ」ともいわれ、この地は国内外の人々 が行き交う古代日本の先進的地域の一つでし た。そして現在では、原子力エネルギー供給 の先進地として「エネルギー研究開発拠点化計 画」が検討されています。これは地域の一層の 活性化に向け、研究開発機能の強化と優秀な 人材や技術の集積によって産業の創出・育成 をはかるもので、原子力と地域産業が共生す る全国的なモデルケースをめざしています。
 私たち「サイクル機構」も県と連携し、「もん じゅ」や「ふげん」を活用して国内外の研究者や 技術者が行き交う研究開発センターなどを整 備する計画です。来週の11月17日(水)に 開催する「敦賀フォーラム」(あいあいプラザ・ 敦賀市)でも、この研究開発拠点化に関する業 務報告のほか、京都大学副学長の松重和美氏 による特別講演(テーマ・明日の産業創成を目 指して)と、パネルディスカッション(テーマ・ 地域との連携を目指して)を行います。
 私たち「サイクル機構」では、このような地 域の活性化に向けた取り組みをはじめ、フォ ーラムの開催など、さまざまな形で地域に貢 献していけるよう、また「もんじゅ」の改造工 事、そして運転再開に向けて皆さまのご理解 をいただけるよう取り組んでまいります。
戻る