今回は「第4回敦賀国際エネルギーフォーラム」(4月26・27日開催)から、セッションIIの概要をご紹介します。 OECD/NEA:高速炉サイクルは、資源の有効活用と環境負荷の低減に役立つ。「もんじゅ」は技術的、人的な環境に恵まれ、新世代の原子力開発を支える無類の施設であり、国際的な研究開発に活用する必要がある。 アメリカ:第4世代原子炉の高速炉と先進的燃料サイクル構想を進めているが、実現のためには高速中性子を用いた燃料開発が必要であり、「もんじゅ」は重要な役割を担っている。 フランス:高速炉は放射能の寿命が長い物質を燃やして廃棄物による環境への負荷を低減するうえでも重要であり、「もんじゅ」で大規模な燃焼実証が行われることを期待する。 韓国:日本と同様の資源小国であり、次世代の原子炉として高速炉を考えている。ナトリウム取り扱い技術や運転保守技術、燃料の開発などで、「もんじゅ」を通じた協力を期待する。 ロシア:これまで長年にわたり高速炉を運転してきたが、世界的には稼動中の高速炉は少なく、「もんじゅ」は重要な役割を担っている。 |
|
![]() |
|
私たち「サイクル機構」としても、こうした期待に応えられるよう、「もんじゅ」の運転再開をめざしていきたいと考えています。
|