野菜や果物に多く含まれるビタミンCは、私たちの健康に欠かせない栄養素の一つです。でも、このビタミンCの量は、加熱調理をすると、ほうれん草で50%、キャベツで15%、緑ピーマンで10%にまで減ってしまうのだそうです。 熱によって有用な成分が減ってしまうわけですが、これとは逆に、「もんじゅ」など高速増殖炉の特徴は、熱を出し発電しながら燃えないウランが変化して、有用な成分が増えていくという点にあります。プルトニウムから出る熱のエネルギーで電気をつくり、しかも、そうして発電に使った以上のプルトニウムが生まれてくるのです。これが”増殖”炉といわれるゆえんで、資源の利用効率が大きく高まります。 もとになるウラン資源の埋蔵量は60年分程度といわれますが、これを数千年にわたって利用することが可能になるのです。言い換えれば、ウラン資源は高速増殖炉で利用することによって、真の力を発揮することができるようになるわけです。 |
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私たち「サイクル機構」では、こうした高速増殖炉の大きな可能性を追求するために、皆さまのご理解をいただきながら「もんじゅ」の運転再開をめざしていきたいと考えています。 | |
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