発電所の働きぶりをみる目安に「設備利用率」があります。これは、発電所がどのくらい安定して電気をつくり続けたかを表す数値で、昨年の全原子力発電所の平均設備利用率は82.8%と、過去最高を記録しました。 日本ではこの4年間、安定運転の目安とされる70%台を上回る80%台の利用率を維持しています。また、こうした安定運転によって、原子力発電は日本の電気の約3分の1をつくる大きな役割を果たしています。 | |
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このように、軽水炉による発電は長年の経験と実績の積み重ねによって確実に技術の定着が図られています。 | 軽水炉の燃料をリサイクルする核燃料サイクルについても、青森県の六ヶ所村で商用原子力施設(ウラン濃縮、再処理)の事業化が進められ、また、軽水炉でプルトニウムを有効利用するプルサーマル計画も進められています。 私たち「サイクル機構」では、動燃時代からの研究開発をさらに進め、その成果を円滑に技術移転することで、資源小国日本の将来を支える核燃料サイクルの確立に寄与できるよう努力を重ねています。 |