平成11年1月27日
 約7000年の歴史をもつといわれるビール。いわゆる四大文明のひとつ、メソポタピア地方(現在のイラク)がビールのふるさとと考えられているそうです。
 日本では明治3年(1870年)からビールがつくられるようになりました。しかし、ビンの生産が始まったのは明治20年のこと。しかも手吹きのため生産量が少なく、ビールの需要には追いつかず、輸入ビールやワインの空きビンが使われました。つまり、最初からビンの回収、再利用というリサイクルが行われていたわけです。
 日本の原子力開発も、当初から将来におけるウラン燃料のリサイクルを目標に進められました。資源小国の日本では、安心な暮らしを守るために少しでもエネルギーの自給率を高めていくことが必要だからです。
 現在、日本の原子力発電は世界でもトップレベルの安定した運転を続け、また電力会社によるプルサーマル計画など、リサイクルへの取り組みも着実に続けられています。
 私たち「サイクル機構」もリサイクル社会実現の一助となれるよう、核燃料サイクルにかかわるさまざまな研究開発に取り組んでいます。



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