| 原子炉で発生した熱は、蒸気発生器の中の伝熱管を介してナトリウム側から水側に伝えられます。この伝熱管に、穴が開いた場合には、ナトリウムと水蒸気が化学反応を起こし、反応熱と水素が発生します。
このような、伝熱管が壊れた時に発生する「ナトリウム水反応事故」が、「もんじゅ」裁判でも議論の対象となりました。
「もんじゅ」では、「ナトリウム水反応事故」が発生した場合、放射能がある1次ナトリウム冷却系及び原子炉本体に事故の影響が直接伝わらないよう、蒸気発生器は2次ナトリウム冷却系に設けている他、いろいろな安全対策を施しています。 |