【沸点が高い】
ナトリウムは、約98度から880度までの広い温度範囲で液体状態であり、「もんじゅ」で使用する約200℃から530℃の温度では、液体のままです。この為、火力発電所や軽水炉で使用する水の様に百数十気圧と高い圧力をかける必要がなく、十数気圧以下でプラントを 運転することが出来るため、配管や原子炉容器は厚くしないで済みます。万がいち、配管が壊れたとしても、ガードベッセルの中に漏れたナトリウムがたまり、炉心を常に冷やすことが出来ます。但し、原子炉停止中でも電気ヒータ等で暖めておく必要があります。
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