当センターの研究開発施設をご紹介します。
ナトリウム工学研究施設
高速炉の実用化に向け、ナトリウムに関わる研究開発を実施する施設として「もんじゅ」に隣接する敦賀市白木に整備しています。平成27年6月に開所しました。
この施設では、ナトリウム取扱技術の高度化、「もんじゅ」廃止措置に必要な技術開発を行っています。
ナトリウム工学研究施設の設備をご紹介します。
保全技術開発ループ試験設備
550℃まで約5.5tのナトリウムを加熱可能で、深さ7mの縦型タンクや直径1.5mの横型タンクを用いて、実機に近い規模で保守技術開発が可能です。
研究例
多目的ナトリウムセル試験設備
240℃まで約20㎥の雰囲気を加熱可能な矩形型の汎用セルや、耐圧性のある円筒型の鋼製セルを用いて、高温環境下での機器等の作動・耐久試験やナトリウムの漏えい・燃焼を伴う要素試験が可能です。
研究例
グローブボックス試験設備
400℃まで30Lのナトリウムを加熱可能なナトリウム容器を内蔵し、酸素や水分の影響を受けない雰囲気で、比較的小規模な基礎的試験が可能です。
研究例
ミニループ試験設備
実機の各系統(1次系及び2次系のナトリウム系やカバーガス系、水・蒸気系)を模擬しており、これら系統間の物質移行挙動試験が可能です。
研究例