別紙


主な発表予定案件


『日本列島における坑井温度プロファイルのコンパイルと一次元熱輸送モデルによる熱流束の算定』
 当センターの梅田副主任研究員らのグループは、全国の井戸の温度から地下の熱の上昇量を、従来考慮されていなかった地下水の流れで運ばれる熱の量も加味して解析した結果、火山・地熱地帯の上昇熱量は非火山・非地熱地帯の10倍程度と見込まれることを発表します。

『地下微生物の鉄還元作用に関する研究』
 当センターと広島大学・長沼助教授らの共同研究で実施しているグループは、東濃鉱山内のボーリング孔において採取された地下水から鉄を還元するバクテリアを分離培養し、これらのバクテリアの一部が、酸素に富む環境から酸素が乏しい環境に変わると、その環境の変化に対応して遺伝子を変化させ、酸素呼吸から鉄呼吸に呼吸方法を変える能力があることを実験によって確認したことを発表します。

『横ずれ複合断層系のふるまいと幾何形状』
 当センターと富山大学・竹内教授らの共同研究で実施しているグループは、跡津川断層による地震の再来周期を(断層東端部で)調査した結果、最近22,000年間における地震の再来周期が最大で3,000年、平均で2,500年であることを発表します。

他28件(標題のみ)
東濃地域の地下水における硫酸還元菌の活性と電子供与体利用能
東濃地域における地下深部の生物化学的な酸化還元緩衝能力について
鳥取県西部地震震源断層近傍の地下水位の変化とその原因について
The Indirect Location Algorithm : A Combination of the GPS and Acoustic Ranging Techniques for Ocean Bottom Crust Deformation measurements
瑞浪超深地層研究所における地球化学研究(その1)−堆積岩中の地下水の化学組成について−
瑞浪超深地層研究所における地球化学調査(その2)−花崗岩中の地下水水質形成プロセスについて−
重みつきスタッキング法によるアクロス受信信号のSN比の向上
Early Miocene Paleomagnetic Date of Core Samples Obtained from the Mizunami Area ,Central Japan
リソスフェア強度の異方性について−(1)北米グレート・ベーズンにおける検証−
東濃ウラン鉱床におけるナチュラルアナログ研究−ウラン鉱床の隆起・沈降量の見積もり−
東濃ウラン鉱床におけるナチュラルアナログ研究−ウラン鉱床分布域における月吉断層の活動履歴について−
雲仙岳下における比抵抗及び地震波速度構造
FT年代と珪藻化石層序からみた長町−利府断層のテクトニックインバージョンの時期−
テフラ層序からみた東北日本、むつ燧岳火山の活動史
稠密なボーリングコアデータから推定できる月吉断層の形態と活動履歴について
紀伊半島南部における温泉湧出裂か系と温泉水・温泉ガスの地球化学
アクロス計測による複素誘電率スペクトル測定V.イオン伝導体のバルク物性と界面物性
内湾における津波堆積シーケンスとフィリピン海プレート北東縁の津波ポテンシャル
紀伊半島南部地域におけるMT法による深部比抵抗構造調査(2)−比抵抗構造と重力異常の総合考察−
第三紀月吉断層近傍の中新統中の小断層と地震に伴う地下水流動の変化の原因について
瑞浪超深地層研究所における地質学的研究−土岐花崗岩を対象とした地下水の流動経路に関する研究事例−
内湾における遡上過程を反映した津波堆積物の水平方向の岩相変化−房総半島南部の完新統の例−
津波などの急速な堆積イベントを示す貝類化石群
東濃電磁アクロスシステムによる連続送受信試験
地下の微生物現存量と多様性の経時変化に関する研究
GPS観測からみた跡津川断層系のクリープ運動
断層セグメント境界の理解へ向けて(2)−跡津川断層稠密地上観測による震源パラメータの推定−
GPS観測による跡津川断層系及びNKTZにおけるひずみ速度場の詳細解析